素人による自転車制作: FabCycle

自転車素人が自転車を一から組んでカスタムしていく様子を記録したブログです。

自転車制作日誌 第15回 自作工具でヘッドパーツ取り付け!

こんにちは!
この自転車制作日誌はずぶの素人が

  1. 折りたたみ自転車 (20インチ)
  2. 重量10kg代
  3. 価格5万円以下

で、パーツの入手からはじめて自転車を組んで行くという企画です!
今回は、前回購入したヘッドパーツを取り付けていきたいと思います。

 

ヘッドワン圧入工具

ヘッドワンは以前すでに取り外しておいたので

fabcycle.hatenablog.com

今回は取り付けだけすればいいのですが、やはり工具が必要な訳です。

ヘッドワン圧入工具という専用工具が売っています。安いものだとこの辺でしょうか。1,000円台のものもあります。

ただ、Park ToolやHOZANなど有名メーカーのものは2万円以上と非常に高いです...
これはヘッドワーンをヘッドチューブに挟み込んで圧入していくだけの工具ですが、正直ちょっと高すぎる気もします... 圧入の際に力が偏って傾いて圧入されたりするのを防ぐために、各サイズがぴったりはまるような段差のついた円錐型のパーツがついていますがこの辺が高いのでしょうか。

高いパーツを取り付ける時は破壊などのリスクも大きいのでこういう専用工具を使用した方が良いと思いますが、そうでなければ、上下から力を加えて圧入できればいいので圧入工具を自作する人も多いみたいですね。詳しくは"圧入工具 自作"などで検索してみてください。

というわけで、今回は圧入工具は自作していくことにします。
近所のホームセンターで適当に使えそうなパーツを購入してきました。

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  • 長めのネジきりされた金属棒
  • ヘッドワンを押せる大きめのワッシャー
  • ボルト

という感じです。大体600円くらいだったと思います。ワッシャーでヘッドワンとヘッドチューブを挟み込んでボルトを回して圧入していくという感じです。それでは実際にこのオリジナル工具を使ってヘッドワンを圧入していきます。

ヘッドワン圧入 

それではヘッドワンを圧入していきます。まずヘッドワンのヘッドチューブと接する部分にグリスをたっぷり塗っておきます。

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ちなみにグリスは写真にもちらっと写っているSHIMANO(シマノ)のデュラエースグリスを購入して使っています。1,000円程度でデュラエースの名を冠したものが使えるので、それだけでもなんだかテンション上がっておすすめです。実際、評判もスゴく良いです。

シマノ デュラエース グリス 100g(Y04110200)DURA-ACE

シマノ デュラエース グリス 100g(Y04110200)DURA-ACE

 

グリスを塗った上ワンパーツを写真のようになるべく傾きがないように軽く固定して、先ほど購入した圧入工具用のパーツでこのように押さえ込んでいきます。

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この時、ヘッドワーンを上下一気に圧入するのではなく片側からやった方がいいと思います。両方のヘッドワンを一辺に圧入しようとすると傾きやすくなってしまうと思います。ボルトを回していくとヘッドワンがぐんぐんヘッドチューブへ入っていきます。ぐにゅぐにゅっと入っていくので、なんだか快感です(笑)

ただ、この時、軸の中心がずれがちなので、そこだけ注意して適宜位置を修正しながらゆっくり圧入するといいと思います。

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上下ともに特に問題なく圧入することができました!

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ついでにフロントフォークに下玉押しをセットしていきます。下玉押しは前回購入したオーバーサイズ、傾き45°のものです。

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切れ目が入っているので、特に工具など必要なく手で押し込んでいくだけでセットできました!

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自転車仮組み

ここまで来たら、もう抑えきれないので簡単にいまあるパーツで組んでみます。
じゃーん!!

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すごい!自転車だ!かっこいい!

(まだ紹介していないハンドルステムなども付いていますが、これはまた後日紹介します。というか、ベッドひっくり返して作業場確保していたりと恥ずかしい状況ですが、、気にしないで下さい(汗) )

折りたたむとこんな感じです。かっこいいです(涙)

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まとめ

というわけで、今回はヘッドワン圧入工具を自作してヘッドワンをヘッドチューブに圧入しました。圧入の作業は特に問題なくスムーズにいきましたし、特に高いパーツを使っていて絶対に失敗できないというような状況でなければ、ここは自作の圧入工具でも良いのではと思います。

ただ、上でも紹介していたこの辺の商品は1,000円程度なので、自作工具のパーツ代とそこまで差はないと思います。以前探したときはこんなに安い工具は見つけられなかったので今回は自作しましたが、知っていたらこの工具を買ったかもしれません。ホームセンターが近所にない人などはこの専用の簡易圧入工具を購入するのも良いかもしれませんね。これは圧入タイプのBB(ボトムブラケット)にも使えるみたいですし。

そして、今回は現段階での仮組みをしてみました。これくらいまで組めると自転車感が増してきてテンションが上がってきます。かっこいい!ここまでは本当にイメージ通りきています。

今回の更新情報

今回購入したパーツ類

なし

今回購入した工具

  • 金属棒 : 150円
  • ワッシャー2種 : 250円
  • ボルト : 200円

現在までの使用金額と重量

  • 自転車 総額:  22,506円
  • 自転車 重量:  4,000g
  • (工具類 総額: 14,633円) 

現在のパーツ構成

  • フレーム : ドッペルギャンガー パルセイロ260
  • フロントフォーク : Mosso FK26M3
  • リム : Alexrims DA22 (451)
  • フロントハブ : Shimano HB-RS505
  • リアハブ :  Shimano FH-RS505
  • スポーク : スチール製
  • ヘッドパーツ : Cane Creek 40.EC34