素人による自転車制作: FabCycle

自転車素人が自転車を一から組んでカスタムしていく様子を記録したブログです。

自転車制作日誌 第4回 クランクとBBを外す!その②

自転車制作日誌の第4回目です。 

おさらいですが、この自転車制作日誌はずぶの素人が

  1. 折りたたみ自転車 (20インチ)
  2. 重量10kg以下
  3. 価格5万円以下

で、パーツの入手からはじめて自転車を組んで行くという企画です!

今回は、前回購入したE-tool(イーツール)のコッタレスクランク抜きを使って実際にクランクを外していきます!

E-tool(イーツール) コッタレス抜き ST-241A

E-tool(イーツール) コッタレス抜き ST-241A

 

ところで、このコッタレスクランク抜きのコッタレスってなんでしょうね?

調べてみると、コッターというクランクを留めるパーツがあるらしいのですが、そのコッターを使わずボルトなどで留めているクランクのことをコッタレスクランクというらしいですね。それを抜くための工具でコッタレスクランク抜き、そのままですね!

ちなみに、コッターというのは軸の横側から打ち込んでクランクを留めるくさびのようなものらしいです。このコッターを使うタイプはコッタードタイプといって今では殆ど使われていないそうです。(へぇ)

クランクを外す

さて、余談はそのへんにして、クランクを外していきます!

クランクを外す手順は大体こんな感じです。

  1. ボルトキャップを外す
  2. ボルトを外す
  3. クランクを抜く

コッタレスクランク抜きには、一般的にはボルトを外す機能と、クランクを引っこ抜く機能の二つがあり、今回は2と3の行程で登場します!

ボルトキャップを外す

クランクとBBを固定しているボルトに樹脂製のキャップがついています。このキャップは爪で引っかかっているだけなので、マイナスドライバーなどを隙間に差し込んで外してやります。(写真をとり忘れていたので、この写真は別途とりなおしました。。やらせ感満載ですみません。)

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取れました!

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が、ボトルキャップに少し傷が入ってしまいました。今回はこのクランクは交換する予定なのでいいのですが、メンテナンス等で外す際には注意が必要ですね。

ボルトを外す

つづいて、ボルトキャップを外すと現れるクランクとBBを固定しているボルトを外していきます。ここでついにコッタレスクランク抜きが登場です!

私の購入した、E-tool(イーツール)のST-241Aの場合だとシルバーの部分がこのボルトとかみ合うようになっているので、このシルバーの部分をボルトに噛み合わせて、モンキーレンチなどで反時計回りに回してボルトを外していきます。

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外れました!(またまたやらせ画像ですみません。。)

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ここは特に問題なく外せました。写真は右側のみですが、左側も同様にしてボルトを外します。ちなみに、この行程はコッタレスクランク抜きでなく、一般的な工具でも外せるものがあるのではないかと思います。

クランクを引き抜く

クランクはボルトを外しただけでは簡単には引き抜くことはできません。無理矢理に引き抜こうとするとクランクを傷めてしまう危険があるのではないかと思います。そこで、またまたコッタレスクランク抜きの出番です!というかここが、コッタレスクランク抜き最大の見せ場です!

E-toolのST-241Aの場合だと、黒い部分にネジが切ってあり、この部分がクランクのネジとかみ合うので、手で回して固定していきます。(※やらせ写真は右側のものになっていますが、先に左側から外していった方が良いようです。)

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手で回らなくなったら、モンキーレンチで少しだけ締めておきます。ただ、ここはコッタレスクランク抜きとクランクが固定できれば良いのであまり締め過ぎないほうが良いと思います。ST-241Aは少しネジきりの精度があまかったので、あまり締めすぎると外れなくなりそうな気がします。

コッタレスクランク抜きとクランクが固定できたら、シルバーの六角になっている部分をモンキーレンチ等で締めていきます。

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こうして締めていくことで、コッタレスクランク抜きの芯が内側に入っていき、クランク側から見るとBBを押し出していくようなかたちでクランクを引き抜くことができます。

これは、つまり、レンチで締めていく力がクランクを引き抜く力に変換されているわけですね。そうすることで、効率良くクランクを引き抜くことができるのだと思います。コッタレスクランク抜き、良く出来てますね!

 

抜けました!ちょっと感動!

そして、このクランクやはり重いな。。

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右側も同様にして外します。

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重量測定

デジタルスケールがないので、キッチン用のアナログなはかりで測ってみました。(デジタルスケールもそのうち買います!)

左クランクが大体425gくらいですかね。

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そして右クランクが960gでした。重い!

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というわけで、二つ合わせて1385gでした。かなり重いですねこれ。

 

BB外し 

よし、このままボトムブラケット(BB)も外すぞ!といきこんでいたのですが、予想外の出来事が、、

ドッペルギャンガーの某wikiによると、ドッペルギャンガーの純正BBは、カップアンドコーン式と書いてあったので、カップアンドコーン式のBBの可能性が高いだろうと思っていましたが、違いました、、カートリッジ式でした。

カップアンドコーン式の場合は、BBを取り外す際に専用の工具がなくても大きめのモンキーレンチでも代用できそうだったので、そのためにわざわざこの大きめのモンキーレンチを買っていたのですが、、

これでは、このカップアンドコーン式のBBは外せません。ただ、このモンキーレンチは安くてとても良い感じでした。40mmとかのワイドタイプが必要な場合はおすすめです。

そういえば、このモンキーレンチも今回自転車を組むために購入したのですが、工具類の総額に入れ忘れていました。こちら1,180円でしたので、今回から総額に追加しておきます。

ちなみに、目標の5万円以内というのは自転車のパーツのみのつもりです!工具類も入れると5万円には全然収まらないと思いますし、工具類は今後、メンテナンスの時などにも使えますしね。

BB外し専用工具

というわけで、このカートリッジ式BBを取り外すには、これまた専用の工具が必要なようです。

バイクハンド YC-26BB-2 カートリッジBB工具 YC-26BB-2

バイクハンド YC-26BB-2 カートリッジBB工具 YC-26BB-2

 
シマノ アダプター戻し工具 TL-UN74-S

シマノ アダプター戻し工具 TL-UN74-S

 
グランジ BBツール

グランジ BBツール

 

 私は、このBikeHand(バイクハンド)のYC-26BB-2にすることにしました。BBの取り外しは固着してしまって大変なケースも多いらしく力がいれやすそうな持ち手が一体となっているものが良いかなと思ったからです。

というわけで、この工具が届いたら今度こそBBを外します!

  

しかし、先はまだまだ長いですね!

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  • 自転車 総額:  3,000円
  • 自転車 重量:  3,615g    -1385
  • (工具類 総額: 1,815円) +1180

パーツ構成