自転車制作日誌 第11回 ホイール手組み (1)
こんにちは!
この自転車制作日誌はずぶの素人が
- 折りたたみ自転車 (20インチ)
- 重量10kg代
- 価格5万円以下
で、パーツの入手からはじめて自転車を組んで行くという企画です!
前回までで、大変ではありましたが、無事に塗装の作業を終えることができました。
(実は、仕上げの磨きの作業が残ってはいるのですが...)
で、今回はホイールです。
正直、大変な作業は塗装くらいかなと思っていたのですが、完組みホイール?というのでしたっけ?
既に組み上がっているホイールでフレームとフロントフォークに合うものを探していたのですが、中古でもそれなりに値がはります。
例えば、Amazonなどでも売っているのですが、安くても2万円~3万円くらいはします。
価格を5万円以下に抑えるということが目標の一つですので、ここで、2万円超えはなかなか厳しいですよね。
しかし、おそらく自転車パーツの中でもかなり重要なパーツの一つになってくると思います。重量についても良いものとあまり良くないもので、大きく変わってくるところなのではという気がします。素人なので、間違ってたらすみません。
もう一つの目標の重さ10kg代も果たすためにはここが結構鬼門かもなあというところです。
フレームとフォークから決まって来る最低条件としては、
- サイズ : 20インチ
- 幅 : リア(OLD) 135mm、フロント(OLD) 100mm
- その他: ディスクブレーキ
でした。あと、できればリアは10速用にしたいです。
まずサイズですが、20インチといっても2種類のサイズがあります。
以前のブログでも触れたことがあったので、そのまま引用します。
"しかし、ここで、注意が必要なのですが、20インチにはどうやら二種類あるようです。 規格が違うのだそうですが、406と451の二種類があります。これはそれぞれそのままホイールの直径の値を表しているようです。(ややこしい!!) 406の方が漕ぎ出しが軽く街乗りに向いていて、451の方が405に比べると漕ぎ出しは重くなる分、比較的速度が出しやすいようです。(そんなに違うのかな、、いずれ比べてみたい!)"
この辺は、正直乗り比べてみないと分からないので、あまりこだわりはありませんでした。
見た目は406の方がすっきりしてミニベロらしいし、451の方が走行性能は高いとどっちもメリットがあるという気がしていました。
その他のディスクブレーキは、フロントフォークを26インチ用でしかもディスクブレーキ専用のものを購入したので、ディスクブレーキにせざるを得ません。
これはパルセイロ260のフレーム性質上、フロントフォークを変更する場合は、Vブレーキやキャリパーブレーキにするのはかなり難しいと思います。
そんなわけで、この条件で、ネットオークションやフリマアプリに張り付いて、結構探してました。
ヤフオクなんかだと、この条件のものがたまに出てくるのですが、大体2万円は超える感じです。ディスクブレーキという条件が結構厳しいんです。
そんなこんなで他のパーツも探しつつ、長いことホイールを探していたのですが、なかなか良い物がみつかりませんでした。
が、たまたまリムのみで新品で安く売っている物をみつけました。しかも、ホイールを探している際に良く見かけた評判の良いAlexlimsというメーカーのものでした。
そこで、このリムをベースに手組みをすることを検討して金額を試算してみたところ、2万円は大きく下回りそうな感じでした。
というわけで、前置きが非常に長くなってしまいましたが、ホイールも自分で組むことにしました!(大丈夫かな...(汗) )
ホイールを組むには、基本的には
- リム
- ハブ
- スポーク
の3つのパーツが必要です。
そしてまたまた専用の工具がいくつか必要みたいです。
- スポークレンチ
- 振れ取り台
- センターゲージ
- スポークテンションメーター
工具は次回紹介するとして、今回は購入したリム、ハブ、スポークを紹介します。
リム
リムは先ほども少し触れたように、Alexrimsのものを新品で安く入手することができました。
Alexrims の DA22です(28H)。多分型落ちで少し古いものです。
サイズは451で、価格は、二つで3000円でした。
多分アルミ製だと思いますが、持った感じ結構軽いし良さそうです。
見た目もなかなか格好いいです。
(重さを測るのを忘れてしまいました、、)
ハブ
続いてはハブです。
これは、実際にホイールとフレーム連結する部分です。タイヤの回転に係ってくる部分で、これは走行性能にも大きく係ってきそうなパーツだとは思いますが、何ぶん予算も限られているので、Shimano製、ディスクブレーキ用、で上記のサイズに見合うもので探して一番安かった、
Shimano HB-RS505 (フロント) と FH-RS505 (リア) を購入しました。
リムのスポークを通す穴が28個だったため、それに合わせてこちらも28Hのものを選択しました。
これは自転車ショップの通販サイトで新品で購入しました。
二つ合わせて5,656円でした。
試しに、フロントフォークにはめてみました。
これだけでちょっと楽しい!
スポーク
これはリムとハブを繋ぐ棒みたいなやつですね。
これもピンキリで、なかにはカーボン製のものもあるようです。
スポークの長さはリムやハブのサイズなどで変わってくるので、基本的にはカスタムしないといけないパーツです。
そのため、初心者がなかなか手を出しにくいわけですね...私は初心者中の初心者なのですが、いきなり手組みに手を出してしまった訳ですが。
しかし、どうやらネット上には、スポークの長さを計算してくれるサイトがいくつかあるようです。
これらのサイトは、ハブやリムのサイズやホール数など細かいデータを入力するとそれに見合ったスポーク長を計算してくれるというものです。
実際に、こちらのブログなどを参考にさせてもらいながら、
この辺のいくつかのサイトを試してみました。
しかし、実際やってみると、そもそも入力する項目が違ったり、中の計算式が違ったりするのか出力されるスポーク長は、こんな感じで結構バラバラだったりします...
初心者なので、経験してみないことには分からないので、、日本語で細かい解説もある
自転車のスポーク長 計算器 (上のリンクと同じサイトです)
を信じてこの値のものを買ってみることにしました。
このパーツも恐らく乗り心地などを含め走行性能に大きく関係してきそうな重要なパーツのようにも思うのですが、予算の都合上、価格重視で探してみました。
HOSHI SPOKESというメーカーはAmazonでも購入できて価格も安くコスパが高そうなのですが、20インチホイールに合うようなものは見当たりませんでした。
HOSHI SPOKES(ホシスポーク) ♯14×292 スポーク CP 426-00292
- 出版社/メーカー: HOSHI SPOKES(ホシスポーク)
- メディア: スポーツ用品
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ただ、ネットオークションに出品されているショップで安いものがあったので、さっそく購入してみました。メーカーは不明ですが、、
たしかスチール製です。なので少し重めですね。
フロント、リアあわせて、ニップルというスポークを固定するたのネジのようなものも含めて1840円でした。
これは結構安いと思います。
と、こんな感じで、なんとかホイールを組むのに必要な
- リム
- ハブ
- スポーク
が手に入りました。
価格の総計は、19,856円とそろそろ2万円に到達しそうです。
ほんとに5万円以内で組めるのか!?
次回は、工具を購入して、実際に組んでいきます!
今回の更新情報
今回購入したパーツ類
今回購入した工具類
なし
現在までの使用金額と重量
- 自転車 総額: 19,856円 (+10256)
- 自転車 重量: 3,921g (今回のパーツは未計測)
- (工具類 総額: 4,033円)
現在のパーツ構成
- フレーム : ドッペルギャンガー パルセイロ260
- フロントフォーク : Mosso FK26M3
- リム : Alexrims DA22 (451)
- フロントハブ : Shimano HB-RS505
- リアハブ : Shimano FH-RS505
- スポーク : スチール製
自転車制作日誌 第10回 フレーム塗装
こんにちは!
この自転車制作日誌はずぶの素人が
- 折りたたみ自転車 (20インチ)
- 重量10kg代
- 価格5万円以下
で、パーツの入手からはじめて自転車を組んで行くという企画です!
前回は、フレーム塗装に向けて、塗装を剥がす作業をしました。
大変でしたが、こんな感じで綺麗に剥がすことができました。
今回は、実際に塗装をはじめていきたいと思います。
塗装に関してもほぼ素人なわけですが、調べてみると、
塗装する際は、
- プラサフで下地の塗装を行う
- アクリルラッカーの色付きスプレーで塗装する
- ウレタンクリアで仕上げる
というのが、素人でもそれなりに綺麗な仕上がりにするのにコストも考えると良さそうでした。
というわけで、今回はこの塗装作業をやって行きたいと思います。
下地塗装
あまり詳しいことは分かりませんが、下地塗りはフレーム本体の金属とアクリルラッカーを繋ぐ役割をするわけですね。表面のざらつきを抑える役割や、色のりを良くしたり、塗装をはがれにくくするといった役割が有るんだと思います。
というわけで、まずは、この画像の左上にあるボデーペンのプラサフで下地の塗装をします。
SOFT99 ( ソフト99 ) ペイント ボデーペン プラサフ 08003 [HTRC2.1]
- 出版社/メーカー: ソフト99(SOFT99)
- メディア: Automotive
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こんな感じで、ベランダにレジャーシートを敷いてプラサフをスプレーしていきました。外は風が吹いたりでホコリや塵が付着しやすいので、あまりいい環境ではないと思いますが、他にスペースもないので仕様がないです。
何度か重ね塗りしながらざっと塗ってみたのですが、スプレーを厚く塗り過ぎてしまったのか一部溜まりが出来てしまいました。
こういう箇所はサンドペーパーでやすってから再度スプレーしました。
色付け
下地が大体塗れたので、次は、色付けです。
色は、いろいろと悩みましたが、やはり最初は無難に黒にすることにしました。
これまたボデーペンのアクリルラッカースプレー(ブラック)で色をつけていきます。
ソフト99(SOFT99) ペイントスプレー ボデーペン H-461 ホンダ NH731P クリスタルブラックP 300ml 08461
- 出版社/メーカー: ソフト99(SOFT99)
- メディア: Automotive
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これまた、少しずつ重ねぬりしていきます。
けっこう綺麗に塗れた気がするのですが、最終的な状態の写真を取り忘れていました...(汗)
ウレタンクリアで仕上げる
さて、最後にウレタンクリアで仕上げていきます。
塗装においてこの行程がおそらく一番重要です。
しかも私は、ウレタンクリアスプレーを使用したことがありません。
というわけで、ちょっと調べてみましたが、ウレタンクリアは
二液性で、二つの剤の化学反応によって硬化します。
まず、二液を缶の中で混ぜ合わせますが、一度混ぜ合わすと化学反応は始まりますので、そのままの状態で長期間保存することはできません。
冷蔵庫などで低温で保存することで、化学反応の速度を遅らせて長持ちさせたりもできるようですが、基本は塗り始めたら一気に使い切るまで塗るようなイメージになるかと思います。
色々扱いなども大変そうですが、ラッカーなどの揮発することで固まるタイプのスプレーと比べて、塗膜が非常に強いという特徴があります。
実際、アクリルラッカーのみの場合だとちょっとぶつけただけで塗装が簡単に剥がれてしまいます。(実際に何カ所かぶつけてしまってラッカーは何度か塗り直しました。)
まあ、とにかく、やってみなければ分からないので、実際に塗っていきます!
これもまたボデーペンのウレタンクリアを使いました。
SOFT99 ( ソフト99 ) ペイント ボデーペン ウレタンクリアー 08006 [HTRC2.1]
- 出版社/メーカー: ソフト99(SOFT99)
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(※ これは二液を混ぜ合わせる時に、栓を押す必要があるのですが、
このとき、栓を結構強く押さないといけません。最初、軽く押して栓が入った気がしたので、そのまま少しだけスプレーしてしまいました。ここは注意が必要なので、気をつけて下さい。)
と、張り切って作業していたせいか、写真を取り忘れました...
外は風も強かったので、しっかり換気をしながらお風呂場でスプレーしていたのですが、お風呂の蓋がウレタンコーティングされてしまいました(汗)
で、仕上がりはこんな感じです。つやも出ていて結構きれいじゃないですか?
(まだ紹介していないパーツが既に付いていますが、気にしないで下さい)
なかなか綺麗にできましたが、友人に会う約束があったので、途中急いで作業してしまい、一部、厚塗りして垂れてしまっている箇所などができてしまいました。
今後、ヤスリがけやコンパウンドで磨くなどして、塗装のムラをなくすための最終仕上げをしたいと思ってますので、そのときはまた記事にしたいと思います。
感想
写真を取り忘れてしまったせいもあるかもしれませんが、記事にするとあっという間ですで。でも、なかなか大変な作業でした。
ただ、塗装を剥がしてからの塗装という、大変な作業を終えたので、今後はパーツ集めとそれを実際に組んでいくという楽しい作業に入っていけます!
ちなみに、塗装費用だけだと3500円くらいでした。
しかし、仕上がりは業者には全然かないませんね...
でも次回はもうちょっとうまく塗れると思います。
(実はこのウレタン塗装をするまでに200日くらい経過しています...
忙しかったり、冬はウレタン塗装するのにあまり良くないという情報もあったので...(汗) )
今回の更新情報
今回購入したパーツ類
なし
今回購入した工具類
- プラサフスプレー
- アクリルラッカースプレー
- ウレタンクリアスプレー
現在までの使用金額と重量
- 自転車 総額: 9,600円 +3500円
- 自転車 重量: 3,921g
- (工具類 総額: 4,033円)
現在のパーツ構成
- フレーム : ドッペルギャンガー パルセイロ260
- フロントフォーク : Mosso FK26M3
自転車制作日誌 第9回 フレーム塗装はがし
こんにちは!
この自転車制作日誌はずぶの素人が
- 折りたたみ自転車 (20インチ)
- 重量10kg代
- 価格5万円以下
で、パーツの入手からはじめて自転車を組んで行くという企画です!
前回、塗装するにあって邪魔なヘッドワンを外しました。
今回は実際にフレームの塗装をはじめていきます。
とは言っても、塗装に関してもほぼ素人なわけです...
そこで調べてみると、重ね塗りするよりも、一旦塗装を剥がしてから、再度塗装し直した方が良いそうです。
塗装する際は、
- プラサフで下地の塗装を行う
- アクリルラッカーの色付きスプレーで塗装する
- ウレタンクリアで仕上げる
というのが、素人でもそれなりに綺麗な仕上がりにするのにコストも考えると良さそうでした。
というわけで、今回はまず塗装を剥がしていきます。
今回のために、このような物を用意しました。(プラサフは今回は使いません)
塗装を剥がす!
まず塗装を剥がしていきます。
塗料剝離剤を使って塗装を剥がしていくわけなのですが、その前に、塗装にヤスリがけをしておいた方がはくり剤が塗装の内側に浸透して剥がれ易くなるという情報も見かけたので、まずやすりがけをします。
こんな感じ。これ意味あるんでしょうか...?
多分、もっとガリガリ削れるようなものを利用した方がよさそうです。
予算に余裕のある方は、グラインダーを使用した方が効率が良いと思います。
3000円代と結構安いものもあります。DIY好きは一台は持っておいて損はないと思います。
さて、というわけで塗料剝離剤を使って塗装を剥がしていきます。
Amazonなんかだと、この辺が評判が良いようですが、
今回は、近所のホームセンターにあったこのゼリー状の塗料はくり剤を使いたいと思います。
ハケで剝離剤を塗って行きます。
しばらく置きます。なんかもっとシュワーっとみるみるうちに塗装がとけていくのかと思ったんですけど、全然そんなことはありません... 大丈夫なのか!?
やっぱりあまり大丈夫じゃなくて、ヘラなどで削ったりもしてみましたが、こんな状態... もう暗くなってきてますね。
ヘラで削ったあとに、再度はくり剤を塗って行きます。
最初よりは、にゅるにゅると塗装が剥がれていきます。
やはり、最初のヤスリがけが足りなかったのでしょうか?
日が暮れたので、部屋に避難。
数時間かけてこんな感じです... た、大変すぎる...
かなり疲れました。ただ、このフレームはスチールなのですが、錆などもなく状態は良さそうなので、一安心です。
で次の日。
再度、剝離剤を塗って、大体塗装は剥がせました!
ほんと大変だった...
最後に、最初にあまり訳に立たなかったヤスリを使って、仕上げていきます。
最後に、穴が空いているところにマスキングテープを貼ってから中性洗剤を使って塗装剝離剤と油分を洗い流していきます。
で、こんな感じになりました!!
大変だったけど、無事綺麗に塗装を剥がすことができました。
結構、綺麗でカッコいい!
スチールなのでこのままでは錆びてしまって使えないですが、アルミフレームだとこの状態でワックスでも塗れば使えるようですね、それもいいなあ。
というわけで、塗装が綺麗に剥がせたので、次回は新しい塗装をしていきます!
今回の更新情報
今回購入したパーツ類
なし
今回購入した工具類
- 塗装剝離剤
- ハケ
- やすり
- マスク
- マスキングテープ
- レジャーシート
現在までの使用金額と重量
- 自転車 総額: 6,100円
- 自転車 重量: 3,921g
- (工具類 総額: 4,033円) +1700円
現在のパーツ構成
- フレーム : ドッペルギャンガー パルセイロ260
- フロントフォーク : Mosso FK26M3
自転車制作日誌 第8回 ヘッドワンを外す!
こんにちは!
この自転車制作日誌はずぶの素人が
- 折りたたみ自転車 (20インチ)
- 重量10kg代
- 価格5万円以下
で、パーツの入手からはじめて自転車を組んで行くという企画です!
前回の投稿からかなりの月日( 200日以上!) がたちました (汗)
実は、自転車の制作は徐々に進めていたのですが、忙しくてブログを書く暇がありませんでした...
というわけで、じつは自転車は既に完成しています!
が、せっかくブログを途中まで書いていたので、完成までの経緯を、これまで通り順を追って書いていこうと思います。
これを機にtwitterをはじめましたので、最新の情報はそちらで時々つぶやこうかと思います。
前回は、フロントフォークを入手しました。
次にフレームの塗装をしていきたいところですが、塗装にあたってフレームに邪魔なものが着いています。
ヘッドセットとかヘッドパーツと呼ばれるもの一部で、上ワン、下ワンと呼ばれるものです (下の画像の黒いやつ)。
ヘッドセットは、フレームとフロントフォークの間に入るもので、これはフロントフォークをスムーズに回転させるために必要となるものです。色々な種類があるようですが、この先ヘッドパーツを組み付けるときにまた触れられると良いかなと思います。
というわけで、塗装する際には、このパーツは邪魔なだけです。
マスキングしても良いのですが、どのみち後で外すことになるので、このタイミングで外してしまおうと思います。
ただ、これ簡単に外れては困るパーツなわけなので、そう簡単には外れません。
例によって下にあるような専用の工具が販売されています。
また、大きめのワッシャーと金属棒などで自作している方などもいるようです。
自作しても良かったのですが、試しにマイナスドライバーを内側から引っ掛けてゴムハンマーで叩いていると、なんとか外れました。
このドッペルギャンガー純正のヘッドワンを測ってみると59gでした。
持った感じもかなりずっしりとした感じです。
(写真を取り忘れました...)
というわけで、無事外れたので、次回はフレームの塗装をしていきます。
現在までの使用金額と重量
- 自転車 総額: 6,100円
- 自転車 重量: 3,921g -59g
- (工具類 総額: 2,333円)
現在のパーツ構成
- フレーム : ドッペルギャンガー パルセイロ260
- フロントフォーク : Mosso FK26M3
自転車制作日誌 第7回 フロントフォークを入手!
こんにちは!
この自転車制作日誌はずぶの素人が
- 折りたたみ自転車 (20インチ)
- 重量10kg代
- 価格5万円以下
で、パーツの入手からはじめて自転車を組んで行くという企画です!
前回、パーツ選びの方針を検討していきました。
ざっくりというと、10速のクロスバイクやフラットバーロードのような感じになるようにパーツを集めて行こうと思っています。素人なので本当にざっくりとしていますね。。
まあ、パーツを集めながら色々と学んでいければと思っています!
第7回目の今回は、フレームに次ぐ大物、フロントフォークを入手しました!
フロントフォークとは?
フロントフォークっていうのは、あれです、前輪を固定しているこんなやつです。
見ての通り、いわゆる食事で使用するようなフォークに似ていますよね。名称はその辺からきているものと思います、多分。
その機能としては、前輪を方向付けて操舵するというのが一番の機能かと思いますが、わりと強い衝撃を受けやすそうな前輪部からの力をダイレクトで受けるため、衝撃を吸収するという機能もありそうですよね。
さて、このフロントフォークですが、構造的には大きくわけて
- リジッドフォーク
- サスペンションフォーク
の二つに分けられるようです。
リジッドフォーク
リジッド(rigid)っていうのは、固いとか曲がらないとか言った意味の英単語ですね。その名の通り、稼働部などもなく素材そのままでフォークの形をしています。
そのため、曲がり具合の細かい設計や空気抵抗を抑えるエアロ形状などの構造も重要かとは思いますが、使われている素材がかなり重要になりそうです。
よく見かける素材は、
- スチール (クロモリなど)
- アルミ
- カーボン (正確には炭素繊維強化プラスチックらしい)
でしょうか。他にチタンとかもあるようですが、すごく高くて私にはとても手が届きません。。
スチール
自転車素材ではよく使われる素材の一つです。所謂ママチャリなんかはほぼすべて、スチール素材ではないでしょうか。ちなみに、私が入手したドッペルギャンガーパルセイロ260の素材もハイテンスチールです。
基本的には鉄(Fe)を主成分として、その他の金属をまぜた合金の総称のようですね。よく聞くクロモリというのもこのスチールの一種で、クロム(Cr)とモリブリテン(Mo)が入っているものを指します。
配合する金属によって、細かい特徴の違いはあるかと思いますが、主なメリット、デメリットは以下のような感じのようです。
スチール素材のメリット
- 振動吸収性が高く、乗り心地がよい!
- 強度が高く、壊れにくい!
- 耐久性が高く、長く使える!
- 価格が安い!
スチール素材のデメリット
- しなやかなので、ペダルを踏み込んだ力が逃げやすい
- 重い
- 錆びやすい
重いというデメリットがありますが、後は手入れさえすれば、街乗りにはかなり向いている素材のように思いますね。
また、強度が出し易いからだと思いますが、細いすっきりとしたフレームのものが多いので細身のすっきりとしたフレームやフォークが好みの方にも向いていると思います。
アルミ
アルミは、私みたいな素人向けの入門車から、高級車まで幅広く使われている素材のように思います。印象的には現行の自転車のフレームやフォークで最もよく使われている素材なのではと思います。アルミってなんだかやわらかいイメージがあったのですが、自転車の素材にもなるんですね!
アルミ素材のメリット
- 剛性が高く、ペダルを踏み込んだ力が逃げにくい
- 比較的軽量
- 錆が内部に進行しない
- 比較的安い
アルミ素材のデメリット
- 剛性が高いため、乗り心地が良くない
- 金属疲労がたまりやすく、破断しやすい
こうして見ると、軽くて、値段も手頃で、剛性も高くペダリングの効率も良さそうなので、速度を求めるロードバイクなどに入門車から高級車まで幅広く良く使われているのも納得ですね。
カーボン
炭素繊維強化プラスチック、いわゆるカーボンと言われているこの素材、自転車欲しいなあと思って色々と探してると超高級車によく使われているのに気付きますよね。ちなみに、釣り竿とかにもよく使われてます!
カーボン(Carbon)というのは炭素(C)という意味ですが、いわゆる素材としてカーボンと言うと炭素繊維強化プラスチック(CFRP)のことをさすことが多いようですね。少なくとも自転車の素材でカーボンとは、炭素繊維強化プラスチックのことです。
炭素繊維強化プラスチックとは、その名の通りで、炭素繊維を編むなどして形成したものに樹脂を染み込ませて固めたもののことですね。
あまり詳しいことは分かりませんが、鉄筋コンクリートのように、強度としなやかさを合わせ持っている感じなのでしょうか (全然違うかも?)
カーボン素材のメリット
- 振動吸収性が高い
- 軽量
- 錆びない
カーボン素材のデメリット
- 耐久性が低い(繊維方向の垂直方向の力に弱い)
- 価格が高い
自転車にとってカーボン素材の最も大きなメリットはその軽さでしょうか。あとは、複合材料なので、炭素繊維の編み方や樹脂の種類、配合割合などで剛性などを細かくコントロールすることができるという点でしょうか?本当に、お金がある人は、カーボン素材からオーダーメイドすることで、まさに自分に最適な自転車フレーム、フォークをつくることができるのではないかと思います。(プロの人以外にそんな人がいるのかは知りませんが。。)
ちなみに、フォークだけカーボン素材のものにするケースも多いようですね。
サスペンションフォーク
ここまでリジットフォークについて調べていて、私の用途にはリジットフォークで良いと判断してしまったので、サスペンションフォークについてはほとんど調べていません。。。ただ、恐らくMTBなどでスピードだけでなく、衝撃の吸収性能が重要になるケースで使用されるものだと思います。 (気が向いたら調べて追記するかもです)
フォーク購入
さて、素人なりに色々調べてみましたが、ここからが本題です。
やはりカーボンフォークが機能的には優れていそうで気になります。が、カーボンは折れやすいといった情報も良く見かけるので、素人がいきなり手を出すのもちょっと怖いです。
というわけで、今回はアルミフォークで探すことにしました。ちなみに、私が購入済みのドッペルギャンガー260のオリジナルのフォークは肩下430mmです。径は1-1/8で、オーバーサイズと呼ばれるもののようです。これはMTBなどで標準的なサイズのようです。
そこで、MTB用で探していてなかなか良さそうなものを見つけました。Mosso(モッソ?)というメーカーのMTB用のアルミ素材のフロントフォークです。
実は、Alibaba expressなどで、Mossoの新品の値段と同じくらいの価格でカーボンフォークも購入できそうだったのですが、ちょっと怖いので、ひとまず世界中でたくさんの人がレビューしているMossoにすることにしました。
また、それに加えて、ウェブを検索していて見つけたパルセイロ260をカスタムしているブログの方もこのフォークを使用されているのをお見かけして、サイズなども問題なさそうだということで、安心できるのでこのMosso FK26M3にすることにしました。
フォーク到着
Amazonでも新品6900円で購入できますが、私は、運良く新品を3100円で入手できました!ばんざーい。
というわけで、既に届いております!
Mosso! なぜかQRコードついてます。これシールではなくてプリントされてます。。
重量測定
恒例の重量測定です。(いまだにアナログスケールで、すみません。。。)
メーカー公表値は700gということだったのですが、780gはありますね、これ。。。
コラムをカットすればもう少し軽くなるとは思いますが、どちらにしろ結構重いですね。カーボンフォークだと300g代のものもあったので、今後、軽量化していく際にはカーボンフォークの購入も検討したいと思います。
でも初めてのフォーク購入でテンション上がりました!!
そして、徐々に自転車感が増してきました!
今回の更新情報
今回購入したパーツ類
フロントフォーク: Mosso FK26M3
今回購入した工具類
なし
現在までの使用金額と重量
- 自転車 総額: 6,100円 +3100円
- 自転車 重量: 3,980g +780g
- (工具類 総額: 2,333円)
現在のパーツ構成
- フレーム : ドッペルギャンガー パルセイロ260
- フロントフォーク : Mosso FK26M3